「エイズとともに生きる」という、世界のエイズ対策から学んだ活動方針です。
「ともに生きる」とは、エイズ対策の根幹をなす深い思想です。端的に言えば、「エイズともに生きようとしない社会、生きられない社会」は、HIVの感染拡大につながります。
1987年1月17日に、日本で女性のエイズ患者第一号が公表された際に、神戸市民はパニックを経験し、その原因となった過剰な報道や発表の苦い経験を風化させないことが大事です。
神戸のエイズパニックでの当地の大論争、「(患者)1人の人権と(市民)99人の生存権」の問題は、現在でも、大きな視座を与えてくれます。昨今のデング熱やエボラ騒動は、エイズの教訓が生きていないとも思えます。
性的マイノリティ(LGBT)の人権活動にも、「ともいき」の活動方針を活かし、市民活動として、兵庫の地に根付いた活動を始めたいと思います。